成功店が続出!飲食店でもクラウドファンディングで資金調達ができる!
近年、新規事業の資金調達方法として注目を集めているクラウドファンディング。
飲食店舗でも成功例が続出しています。飲食店を開業したいけれど資金不足で二の足を踏んでいる人は、クラウドファンディングという新しい資金調達方法で、夢の実現に向けて新しい一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。

クラウドファンディングとは
クラウドファンディングとは、群衆(Crowd)と資金調達(Funding)を合わせた言葉で、「群衆による資金調達」という意味を持ち、起業家やクリエイターなどがそれぞれの目的実現のために、インターネットを通じて事業に共感してくれる人々に融資や協力を募ることをいいます。
クラウドファンディングの種類は、支援者に対して行うリターンの方法で以下の3つに分けられます。
【寄付型】
寄付型は非投資タイプであり、寄付によって資金を募る方法です。寄付型クラウドファンディングは出資者に対してのリターンがないのが一般的です。
【購入型】
購入型も非投資タイプですが、事業が実現した際の成果として商品やサービスを出資者にリターンする方法です。
【投資型】
投資型は、投資してくれた人に対して「お金」によるリターンを約束するタイプです。 投資型には、株式型・貸付型・ファンド型があり、株式型は一般の株式投資と異なりクラウド(群衆)に対し、少額で株を売買します。ベンチャー企業などに株式型クラウドファンディングの成功事例が多く見られます。
【貸付型】
貸付型は、投資家がクラウドファンディング運営会社(プラットフォーム)を通じて、資金調達を希望している企業や個人に貸付けます。投資家への見返りも、クラウドファンディング運営会社を通じて返済元利金の一部(金利)が分配されます。
ファンド型は、クラウドファンディング運営会社が特定の事業者に対し、個人投資家から出資者を募る仕組み。資金調達によって実現した売り上げの成果や出資額によって出資者がリターンを受け取ることができます。
飲食店でのクラウドファンディングは一般的に購入型の利用者が多く、会員になることで、出資額に応じた料理やお酒の提供が受けられるというリターンを設定しています。グルメな人にとっては魅力のある出資先といえるでしょう。そのため他のプロジェクトより成功例が多くなっています。
飲食店におけるクラウドファンディングのメリット・デメリット
飲食店開業でのクラウドファンディングのメリットを以下にまとめると、
・資金面での余裕ができる
・お店のファンを幅広く獲得できる
・大勢の支援者が集まることで、顧客ニーズの確認につながる
・支援が集まらない場合は、顧客ニーズに合っていないということになるためリスク回避になる 一方、
クラウドファンディングは以下のようなデメリットもあります。
・共感によって資金を募るため、店舗開業資金の全額をクラウドファンディングで調達するのは難しい
・申し込みから入金までに時間がかかる(4~5か月程度)
以上のようなメリット・デメリットを把握し、計画的なクラウドファンディングの利用をおすすめします。
クラウドファンディングの始め方
クラウドファンディングでは少額の支援者を幅広く募る必要があるため、無理のない支援金額の設定をしなければなりません。目標金額が高過ぎると失敗する可能性が高くなってしまいます。 また、支援者にとって魅力的なリターンの設定も必要です。リターンの魅力が大きいほど支援者が集まりやすく、クラウドファンディングの成功につなげやすくなるでしょう。
掲げた目標金額が集まるとプロジェクトの成功ということになり、集まった金額の一部(10~20%程度)を手数料として運営会社(プラットフォーム)に支払います。
クラウドファンディングを運営するサイトにはそれぞれに特徴があるため、各運営会社の特徴や手数料の違いを知り、ご自分の店舗に適したサイトを選ぶことが大切です。
飲食店の場合は、飲食店の出資者が多く集まるサイト、飲食店のクラウドファンディング成功率が高いサイトを選びましょう。
サイトが決まったら、プロジェクトを投稿します。サイト側の審査結果の通知後、プロジェクトが開始されます。 クラウドファンディングを成功に導くには、事前にしっかりと計画を立てておくことが不可欠です。
プロジェクトをより魅力的に伝えるための、文章作成・写真撮影・プロモーション・ビデオ制作など、やるべきことが多岐にわたり、ひとりで行うにはとても大変な作業。できればそれぞれに得意な分野の友人や知人の助けを借りて、チーム体制で取り組むことをおすすめします。
クラウドファンディングとは、支援者(ファン)の輪を広げることで夢を実現させるもの。プロジェクト開始前にも、支援者の数が多いほど支援者の輪が広がりやすくなっていきます。チームの力で是非、最高のパフォーマンスを発揮していただきたいと思います。