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INTELLIGENCE 木材が手に入りづらい‥ ウッドショックについて

木材が手に入りづらい‥ ウッドショックについて

20215月以降、世界的な木材不足についてニュースなどでも取り上げられるようになりました。木材が手に入りづらくなり価格が高騰する問題で、“ウッドショック”と呼ばれています。この記事ではウッドショックの原因や影響についてお伝えします。

 

そもそもウッドショックとは?

1-1. 世界的な木材不足

ウッドショックとは先に紹介したとおり、木材が供給不足に陥り、価格が高騰することです。日本だけではなく世界的な問題で、「安い物が高い、高い物も買えない」「そもそも物がない」という状態になっています。日本では輸入材の従来通りの確保が難しくなり、国産材での代替えに注目が集まっています。

1-2. 今回で3回目のウッドショック

ウッドショックという言葉を初めて聞く方もいるかと思いますが、今回で3回目のため“第3次ウッドショック”ということになります。

■第1次ウッドショック

19921993年。マレーシアで木材伐採の規制がかかったこと、さらに北米でも環境問題による伐採規制が強化されたことで起こりました。米材の価格が上がったことで、欧州材が以前より出回るようになりました。

■第2次ウッドショック

2006年頃。BRICs等の新興国や中国で木材消費が急増し、需要が増えて供給が追い付かなくなったことで起こりました。

 

第3次ウッドショックの原因

今起きている第3次ウッドショックの原因を見ていきたいと思います。今回も過去同様に需要と供給のバランスが崩れたことが原因ですが、要因を詳しく見ていくと5つ上げられます。

2-1. コロナによる影響-①住宅需要の増加

新型コロナウイルスの流行によりリモートワークが進み、郊外に広い一戸建てを購入する人が増えたという流れから木材消費が活発になりました。特にアメリカを筆頭に住宅需要が伸びています。アメリカの住宅売買はもともと中古物件がメインでしたが、中古物件の空きがなくなったことやコロナで家の中に他人を入れるのを避けたいということで、新築が好まれています。歴史的な低水準の住宅ローン金利というのも需要に拍車をかけています。

2-2. コロナによる影響-②木材需要の増加

その他コロナによる影響として、欧米各国で巣ごもり需要によるDIY需要の増加や、中国の経済回復に伴う木材需要の増加も関係しています。

2-3. コロナによる影響-③荷役の作業効率の低下

コロナによってリモートワークが進み、荷役の作業効率が低下してしまったことも要因の一つです。船への積み込みや荷降ろしにはどうしても人手が必要になりますので、人手不足になると物が届くまでに時間がかかってしまうことになります。

2-4. コロナによる影響-④世界的なコンテナ不足

木材の輸出入にはコンテナ船が用いられますが、世界的に物流が活性化している影響でコンテナの数が不足している状態です。

2-5. 国産材では不足を補えない

日本は森林大国ではありますが、6割強は輸入材に頼っています。なにより輸入材は安いですし、用途によって樹種は限られてくるので、どの木でも代用できるということではありません。国産材に切り替えようにも、丸太を挽く製材所が少ない、一気に木材を伐採できる体制が整っていない、梅雨の時期は山に入って作業できない日が多いといった問題があります。

 

ウッドショックの影響

以上を踏まえ、ウッドショックの影響として考えられるものは以下の3つです。

3-1. 全ての木材・木製品の価格が上がる・手に入らない

全ての木材価格が上がり、品薄になっていきます。例えばホームセンターに置いてあったDIY用の木材がなくなり、次にいつ入ってくるか分からないといったこともあるでしょう。住宅価格も上がることが予想されます。

3-2. 工期の遅れが生じる場合も

ウッドショックの影響が顕著に表れるのは2021年の夏からと言われています。必要な木材が確保できないと工期に遅れが生じるという問題が出てくるかもしれません。 

3-3. 国産材の動きが変わる

輸入材の代替えとして国産材への期待が高まっています。輸入材に引っ張られる形で価格が上昇、自給率も上がるということになりますが、製材・乾燥の設備不足により供給不足は続くと見られています。今の国産材需要がいつまで続くか分からない、落ち着いたら輸入材に戻るのでないかという先行きに懸念の声もあります。

 

まとめ

今回のウッドショックは、コロナによる様々な要因が重なったことが原因となっています。ウッドショックの影響はコロナウイルスの動向やアメリカの住宅需要がいつまで続くか、輸入材や国産材の状況がどうなるかなど先行きが見えない中ではありますが、2021年内は続くというのが大筋の見通しです。弊社としても今後、注視していきたい問題の一つです。

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