0120-973-873平日 10:00~18:00

INTELLIGENCEダンススタジオの床はやはり無垢がいい!?無垢床材のメリットやメンテナンス方法 - 東京の店舗設計施工 | 株式会社 クロニカデザイン

ダンススタジオの床はやはり無垢がいい!?無垢床材のメリットやメンテナンス方法

ダンススタジオの中で、ダンサーが最も重要視するものが床材ではないでしょうか。特に練習量が多いプロダンサーやプロを目指すダンサーにとって、足腰や膝の故障を低減するためにも、体への負担が少なく疲れにくい床、踊りやすい床が求められるためです。
そこで今回は、ダンススタジオでサクラの無垢材が選ばれる理由や無垢床材のメリット・メンテナンス方法・価格相場などを解説いたします。

ダンススタジオでサクラの床材が人気の理由は?

ダンススタジオの床材に求められる機能は、耐久性・クッション性・適度な摩擦・適度な滑りやすさ・ダンスシューズとの相性の良さといったところでしょう。

サクラ材は、狂いが少なく程よい堅さや粘り気があり、強いといった特徴を持っています。そして柔らかすぎない適度な弾力性がダンスに最適で踊りやすいということから、昔からプロダンサーに定評のある床材なのです。
さらに、色調がピンク系で明るいイメージも人気の理由のひとつといえるでしょう。

ちなみに、サクラと呼ばれている床材の多くがカバ(樺)のことで、木材業界ではカバザクラや単にサクラなどと呼ばれています。これは私たちが知る桜の木(山桜)とは全く別のもので、木目の美しさはサクラに劣りますが、表面の仕上げや色調がよく似ています(国産の正真正銘のサクラ材は希少で高価)。

無垢床材のメリット

ダンススタジオに適する無垢材はサクラだけでなく、他にもアサダ(カバノキ科アサダ属)やイタヤカエデ(カエデ科カエデ属)といった堅い材質の床材が多く使用されています。
ダンススタジオに無垢床材を使用するメリットを以下に挙げてみました。

・自然素材で身体に優しい
無垢材は自然素材独特の温かみや肌触りの良さがあります。コンクリートの上にリノリウムや塩ビ系床材を敷くと冬はかなり冷たく感じますが、無垢材は素足でも冬はほんのりとした温かみがあり、夏は反対にヒヤッとして爽やかな感じを受けます。他に、香りや調湿効果といった面でも人の身体に優しい素材といえます。

・耐久性に優れる
ダンスの激しいステップやダンスシューズの摩擦は、床材に大きな力が加わり床材を酷使することになるため、合板の床材では長持ちしません。合板は挽き板を貼り合わせて作られているため、表面が剥がれやすくなります。無垢材は1枚板ですから、剥がれの心配がなく、摩耗しにくいため耐久性に優れています。

・ダンスシューズとの相性が良い
ダンススタジオに適する無垢材(サクラやイタヤカエデなど)は、堅く締った材質ですが、表面はとても滑らかでダンスシューズとの相性に優れています。
合板の多くはウレタン塗装が施されていますが、これはダンスシューズとの相性が悪く長時間の練習では足腰や膝を傷めてしまう可能性があります。

・再生可能
無垢材の表面に汚れや傷が付いた場合、表面を薄く削って再度ワックスがけをすることで、施工当初の美しさを取り戻すことができます。

無垢床材のメンテナンス方法

ダンススタジオは一般住宅とは比較できない程、人の出入りが激しいうえに長時間の練習によって床材への負担が大きいため、日頃のお手入れやメンテナンスが大変重要になります。

最も注意したい点は、無垢材にとって水は大敵だということです。もし、床に水などをこぼしてしまった場合は、すぐに拭き取るようにしましょう。無垢材は水分を含むと反りや狂いを起こします。

日頃のお手入れはゴミや埃を掃除機などで除去した後、部分的な汚れは中性洗剤を含ませて固く絞った雑巾で拭き取ります。その後全体を乾拭きします。水分を多く含んだモップがけや化学雑巾の使用は厳禁。化学雑巾は変色の原因になります。

さらに定期的なワックスがけが必要です(最初の年は2か月に1回程度、2年目から徐々に減らし3年目からは年2回程度必要)。

使用するワックスにも注意しましょう。自然素材の良さを活かすには、自然素材のワックス(蜜蠟ワックスなど)が最適です。ワックスは数回塗り重ね、無垢材に十分に浸透させましょう。

無垢床材の価格相場

無垢フローリングには一枚物とユニタイプがあり、一枚物とは文字通り継ぎ目のない無垢材のことですが、ユニタイプとは縦方向に3~5枚程度継いで一定の長さにしたもの(集成材のこと、横方向に継いだものもある)です。一枚物の確保が難しい広葉樹ではユニタイプが多く利用されています(ユニタイプは1枚物よりもお手頃価格)。
ダンススタジオに使用される無垢材の価格相場を以下にご紹介します。

【カバザクラ】
・一枚物:1820×130×15mm 13,000円~17,000円/㎡
・ユニタイプ:1820×130×15mm 7,000円~10,000円/㎡

【国産ヤマサクラ】
・一枚物(乱尺):450~1800×75~120×15mm 15,000円~30,000円/㎡

【国産アサダ】
・一枚物(乱尺):450~1800×90~120×15mm 14,000円~21,000円/㎡

【イタヤカエデ】
・一枚物(フローリング):1820×1300×15mm 10,000円~22,000円/㎡
・ユニタイプ:1820×1300×15mm 9,000円~15,000円/㎡

【国産イタヤカエデ】
・一枚物(乱尺):450~1800×90×15mm 11,000円~22,000円/㎡

無垢床材をダンススタジオに採用する場合は、施工にも注意が必要です。ダンススタジオは一般のフロアーよりもはるかに耐久性が要求されるため、強度を補うことが重要になります。

例えば、根太の間隔を縮めて施工する、実矧ぎ(さねはぎ)部分の割れを防ぐために通常より細い釘を使用して接着剤を多めにするなど、細かい配慮の施工をすることで、材質を活かし耐久性を向上させ、長く使用できるフロアーになります。

ダンススタジオの開業・改装をお考えの方は、ダンススタジオ施工実績の豊富なクロニカデザインへ是非ご相談くださいませ。

CONTACTSお問い合わせ

電話でのお問い合わせ

0120-973-873 平日 AM10:00~18:00

東京都渋谷区千駄ヶ谷5-5-5ウインビル3F

WEBでのお問い合わせ

お問い合わせフォームはこちら

協力会社募集

詳細はこちら

東京の店舗設計施工 | 株式会社 クロニカデザイン > お役立ち記事 > ダンススタジオの床はやはり無垢がいい!?無垢床材のメリットやメンテナンス方法