ダンススタジオにおいて重要な防音・防振工事の詳細は以下に解説いたします。
防音・防振床工事
防音壁工事とは、具体的には音を発する内側の壁に吸音効果のある吸音材(グラスウール・ロックウールなど)を取り付け、吸音材と壁との間に遮音材(石膏ボードや鉛シートなどの堅い素材)を取り付ける工事です。防音効果は吸音材と遮音材を多重構造にするほど大きくなります。
防音天井工事
基本的には壁と同じ吸音材と遮音材を組み合わせて施工しますが、天井の場合は重くなり過ぎると落下の危険性があるため、技術力に加え知識と経験が必要です。
防音サッシ工事
気密性が高いほど防音効果が高くなるため、高性能サッシや複層ガラスの採用をおすすめします。また、二重窓にすることも防音には有効です。
防音建具の取り付け工事
防音仕様になったドアなどの取り付け工事です。防音ドアはドアの内部にロックウールなどが充填され、隙間を防ぐための特殊気密パッキンやエアタイトが組み込まれています。
ダンススタジオの防音は部分的に施工しても効果は期待できません。上記のような工事を全体に行うことで、より高い防音性能が実現します。そのためには、しっかりとした防音計画と施工技術が重要になります。
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